公務員の仕事は楽
公務員で音をあげているやつは他では通用しない
そんな風に楽な仕事と思われているけど、本当に公務員って楽なんだろうか?結構しんどいけど、他の仕事ってもっとしんどいの?楽って言われているから、公務員を続けるしかないよな…。
そんな風に感じてしまいますよね。
この記事では、「公務員の仕事は楽なのか?」の疑問に対する答えを書いていきたいと思います。
さっそく、まいりましょう!
公務員の仕事は楽なのか
「公務員の仕事は楽」常識のように言われていることですが、これは本当でしょうか?
結論から言うと、「楽ではない」と思います。
自分自身10年以上公務員として勤めてきて、民間企業の友人と話したりもしてきましたが、民間と比較して公務員の仕事が楽ということはないと思いましたし、友人からも
大変な仕事だよね…
と引いた目で言われたことがあります。(笑)
公務員の仕事が楽と思われる理由
では、なぜ「公務員は仕事が楽」と思われてしまうのでしょうか?
その理由を挙げていきます。
「お役所仕事」のイメージがつけられているから
公務員というと「お役所仕事」とよく言われますよね。不親切で非効率、形式的な仕事…機械的に業務をこなし、定時退庁する。世間一般にこういうイメージが根強く残っているんですよね。
確かにそういうところもあるのかもしれませんが、基本的に定時退庁できる方が稀だと思います。自分は10年以上働いてきて、定時退庁できた日はほとんどないです。
だけど、現状を知らない人は「公務員は定時退庁」という固定観念を持っていて、いまだに常識のように言われ続けているんですよね。
部署によって楽なところもあるから
確かに、部署によって暇なところはあります。まさに毎日定時退庁ができるような部署があるのも事実です。
でもそういうのって別に公務員だけではなくて、民間企業でもあり得ることだと思うんですよね。でも、とかく公務員はその暇な部署にクローズアップされて全体的に「楽な仕事」と非難される。
その根源には、いまからあげる3つ目の理由があるのだと思います。
公務員は敵対視されがちだから
どうして、そうやって「楽な仕事」と非難されるのか。それは「公務員が敵視されがちだから」というところが大きいと思います。
- 安定して高い給料をもらっている。
- クビにならない安寧の地にいる。
そういう環境にいる人って、そうじゃない人から見ると目障りだと思うんです。そして、その妬ましい気持ちが「公務員楽しやがって。」という敵対視に繋がっていくのです。
だから、現状はそうでなくとも「公務員の仕事は楽」というありもしないことが事実としてひとり歩きし、私たちを「楽な仕事」という檻に閉じ込めてしまうのです。
公務員の仕事が楽ではない実体験
では、実際に自分が体験した「楽な仕事ではない」エピソードをひとつ紹介します。きっとこれ以上に激務に働いている人もたくさんいるはずですし、「あぁ、分かる…」と共感してくださる方もいると思います。
楽な仕事ではなかった最たるものは、私が社会人3年目から3年間配属された部署でのことでした。
その部署はとにかく仕事が忙しかったのに加え、上司である係長がほとんど仕事をしなかったので、主任以下3人で死にそうになりながら仕事をしていました。
外回りから帰ってきたら机の上に処理されることなく、山積みになっている書類の山…それを時間外になってようやく処理をし始める。
22時は当たり前、日をまたぐ日の方が多く、ひどい時には午前5時まで仕事をしていったんシャワーを浴びてからまた出勤するという日もありました。休日も当たり前のように出勤、居眠り運転は日常茶飯事。心身ともにボロボロになっていた毎日でした。
当然辞めたいという気持ちも沸いていた時、「民間よりも楽な仕事」という常識の言葉に、「辞めることは出来ない」と絶望感を抱いたのを覚えています。
公務員は楽だからやめられないという考え方はやめよう
今まで書いてきたとおり、「公務員の仕事は楽ではない」です。
楽な仕事をしている公務員もいますが、それが大半ではありません。民間企業と比較しても、激務であるところも多いと思います。
だから、「楽な仕事をしている」という認識で辞められないと決めつけるのはやめましょう。
あなたは十分しんどい仕事をしています。もっと楽な仕事はあります。「公務員は楽」誰かが作った常識にとらわれてはいけません。
もっと楽な道を探しましょう。
それでは、また!
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